HERITAGE ヘリテイジ エマージェンシードーム＜2G＞ [20]

【EMERGENCY DOME エマージェンシードーム】

もしもの時に、いち早くビバーク体制に入るための自立式のシェルターです。クライマーや沢屋さんはもちろんの事、設営が簡単なので寒い季節の休憩時やシャッターチャンスを待つ間などにも活用できます。

簡単設営の自立式だからこそ

入口は逆L字型に大きく開くシンプルなファスナー式で出入りも楽々。（ファスナーは縦一本で底部分は樹脂製スナップボタンでの開閉です）また、底が大きく開くので靴やアイゼンを装着したままでも被るようにして中に入ることができます。（底は樹脂製スナップボタンでの開閉です）

寒い時期には、長い休憩時に使用したり、シャッターチャンスを待つ間に使用するのも良いでしょう。

容易な設営を可能にする機能

ドームテントと同じように２本のポールを通すことで設営するこのドームシェルターは、ツェルトよりもはるかにスピーディーな設営が可能な上、より快適なビバーク空間を作り上げます。

設営時にポール通しが容易に行えるように、スリーブ頂点が連結したコネクティッドポールスリーブ方式を採用しています。また、各ポールスリーブの片末端は袋状に閉じているので、一方行からポールを差し込むだけでポールのセットが完了し、セット後に手元でテントの張り具合を調整する事が可能です。

【第2世代へ進化】

クロスオーバードーム<2G>シリーズと同様の10dnの高強度極薄・日本製素材をパネルとスリーブに新採用。パネル素材は特殊な防水透湿PUコーティングを国内加工し、耐水圧は第1世代の約1.5倍、透湿性は約1.9倍と大幅に性能アップしています。さらにパネル自体が通気性能を持っているため、より結露を軽減させています。

この高強度極薄素材は、織糸に特殊な強力糸を使用することで、引裂強度を上げながらも、さらなる軽量化を可能にしています。

さらに後面ベンチレーターの位置と仕様を見直すことで換気性能が向上。また、パネルに通気性があるため、空気が抜けやすくスタッフバッグへの収納もスピーディーに。
また、シームテープを20mm幅から15mm幅に変更し、ミリ単位での軽量化を進めて軽量感の底上げを図りました。

注意!!
エマージェンシードームは一般のテントとは使用目的が異なる装備です。降雨時には縫製ラインなどから漏水がおこることがあります。あくまで緊急用シェルターとお考えください。（エスパーステントのフライシート素材は耐水圧2,000mm以上、縫製ラインにはシームシーリングしています）

顔が出せる大きなベンチレーター

ベンチレータは頭を出せる大型のサイズが2つ付いていますので、ビレイ用のロープも通しやすく、2名が頭を出して被って使用することも可能です。

 【ヘリテイジ　クロスオーバードームとの違い】
エマージェンシードームの方がよりツェルトに近い形となっています。
生地や性能面では違いはありませんが、エマージェンシードームは縫製部分のシーリングがなく、また底部分が大きく開く仕様になってます。
これにより靴を履いたままでも中に入れるというメリットがあり、またクロスオーバードーム（一人用）に比べて10g軽くなっております。
しかし降雨時などに利用することも想定しているのなら、比較的漏水の少ない、底部が閉じられているクロスオーバードームを利用することを推奨いたします。

【仕様】

素材
本体：15Dナイロンリップストップ・透湿ポリウレタンコーティング（耐水圧1,000mm/平方センチ、透湿量8,000g/平方メートル/24hr）
ポール：アルミ合金中空ポール7.5m径（7001-T6）ショックコード内蔵

サイズ

重量
620ｇ ※第1世代より約40g軽量化

カラー
レスキューオレンジ